はじめに
　１９６４年に発足した長門青年会議所は、諸先輩方の英知と勇気と情熱により受け継がれ本年で４９年となり、来年には創立５０周年を迎えます。また公益法人制度改革による移行申請期限も本年までとなり、改めて長門青年会議所という組織がどういった団体であるのかを示す大切な１年となります。会員減少・資金不足等、組織の抱える問題も多々ありますが、青年会議所の三信条奉仕・修練・友情を軸に会員一同一丸となり、全ては長門のためにという思いで取り組んでいきたいと存じます。

ひとづくり
　青年会議所の最大の特徴は地域に貢献できる人材育成にあります。人の個性は十人十色でそれぞれが長所・短所を持っています。自分の色を伸ばすこと、また自分に無い色を取り入れていくことで人は成長していきます。人は人と出会った数だけ成長します。そしてその出会いの中で信頼関係を築いていくことで人の和ができていきます。
　個の成長が組織という和の中で有効に生かさなければ意味がありません。個の成長が組織の活力になる、そのためには会員それぞれが共通のベクトルを持つことが必要です。
　志を同じくする会員が個として、そして和の中で成長することで青年会議所という組織がより強固なものとなればと存じます。

まちづくり
　まちづくりをするのは全て地域の人が行います。何のための人材育成なのか、という事はそこにあります。我々の成長を、長門の活性化に繋げていかなくてはなりません。
　先輩方から引き継がれたわんぱく相撲・国際交流事業等は、未来ある地域の子供たちの人間性を磨くための事業です。そして長門白猿の湯スパトライアスロン等は地域の良さを再確認し、自信を持って我がまち長門をＰＲしていける事業です。
　経済不況・人口減少等まちのかかえる問題も山積ですが、目をそらすことなく、個人でできない事でも組織ならできることもある、内部だけでできなければ外部を頼ることもできるといった前向きで柔軟な姿勢でまちづくりに取り組んでいきたいと存じます。

さいごに
　青年会議所は、山口ブロック協議会・中国地区協議会・日本青年会議所を通じて日本各地と繋がっています。また姉妹ＪＣである韓国鎮海青年会議所をはじめ各国の青年会議所を通じ全世界へと繋がっています。求めて行動すれば様々な機会・経験が与えられ、友情という和が広がります。しかし何もしなければ何も生まれません。目の前の事、一歩先の事、全ては自ら行動することから始まります。様々な事にみんなで積極的に参加し、共に感動を分かち合い、共に成長してきたいと存じます。

基本理念
　個また組織として今まで何をしてきたかという事よりも、今何をすべきかを考え行動する

基本方針
　個そして和の中での人材育成
　未来ある地域の子供たちの健全な育成
　魅力あるまち長門を誇りに思う事業展開