理事長所信

2019年度スローガン


一般社団法人 長門青年会議所
第56代 理事長
村田 竜一

 

はじめに
 山口県長門市は、県北部に位置する中心的都市の一つであり、青海島をはじめとする自然豊かな観光資源を多く抱え、漁業では沿岸漁業を基盤産業とし、畜産業では養鶏業が盛んな町です。1964年この地に一般社団法人長門青年会議所が設立され、「明るい豊か社会」の実現の下、諸先輩方が高い志を持ち、歴史や伝統を引き継ぎ、様々な活動や運動を全力で取り組んで来ら れ今日に至ります。諸先輩方の運動に共鳴し、これまでご理解ご協力頂きました地域の皆様には感謝を申し上げます。 そして2019年、一般社団法人長門青年会議所は創立56年目を迎えます。時代の変化に応じた新たな青年会議所へと発展させるべく、身を引き締め、新たなステージに一歩踏み出して参りたいと存じます。

 

ながとのまち・こどものために
 現在、長門市では様々な問題を抱えております。人口減少、少子高齢化、市外への若者の流出など、どれも簡単に解決できるような問題ではございません。このことに何もしないのではなく、まずは行動に移すことが大切だと考えます。長門市の活性化を目指すべく地域、行政、他団体との情報を共有しつつ連携し、 市民がふるさとの魅力を知ってもらえるような事業の展開に努めて参ります。 現在の社会は、様々な発展により便利な時代となりました。AI やSNSなどのコミュニケーションツールなど日々進化しています。便利な世の中になるのは、良いとは思いますが、画面上でのコミュニケーションには寂しさも感じます。青少年事業の取り組みや活動が、全国的に減少傾向にあるという記事を拝見しました。「何か記憶に残る経験や体験を提供したい。現代の子供達にも体験してほしい。」といった思いのもと、事業を計画しております。 また、今年度も一般社団法人長門青年会議所では日韓親善交流事業を開催致します。次世代を担う子供達は、この事業に参加することで、両国の文化の違いを理解し、お互いの国の素晴らしさに気づくことができます。そして、体験した経験を多方面に向けて発信し、この先グローバルな社会に対応できる要素を身に付けることで、今後迫りくるであろう社会の荒波を乗り越えていってほしいと思います。

 

55周年記念
 一般社団法人長門青年会議所は、1964年に一般社団法人萩青年会議所のお力添えを頂き設立されました。創立56年目に至ることができたのは諸先輩方が多く苦難を乗り越え、変わらない志を持って歴史と伝統を築いていかれた賜物だと思います。改めて感謝の意と尊敬の意を表するとともに、歴史が紡がれた理由や、地域における青年会議所の存在意義を理解し行動していきたいと思います。また、諸先輩方はもちろん、固い絆で結ばれた県内外の青年会議所の同志、これまで協力いただいた方々、関係諸団体に改めて感謝の意を表するべく、一般社団法人長門青年会議所55周年の節目に至り、仲間と共に誇りを胸に記念式典を執り行いたいと存じます。

 

最後にJC同志へ
 人口の減少・企業数の低下に比例し、われわれ青年会議所会員も減少の一途を辿っている事実は否めません。そのため個人の精神的、肉体的負担も多くなっていることが現状です。この負の現状を打破するためには、青年会議所の意義を多くの方に知っていただき賛同を得る必要があります。
 その為には「1人はみんなのために、みんなは1人のために」を合言葉に会員一丸となって1つ1つの事業に力を入れ、魅力ある事業を発信することが必要になってきます。外からみても魅力ある団体に、そして中にいる我々も改めて魅力を感じるような事業を展開することによって、同志を集い組織力の強化に更なる事業の拡大、そして今後の発展に繋がっていくと確信しています。